本郷耳鼻咽喉科クリニック 耳鼻咽喉科 アレルギー科 音声クリニック

音声言語クリニック

診療内容 − 音声言語クリニック

 滑舌(かつぜつ)が良くない、発音がおかしい、相手に聞き返されてしまう、声がかすれるなどの、“声やことばのトラブル”治療を専門に行っています。
当院には複数の言語聴覚士が勤務しており、お一人ずつ約1時間かけてリハビリを行います。必要に応じて、音声・言語・構音・嚥下・失語などのリハビリを担当しています。
現在、当院の音声言語外来はお子さんの受診が8割以上を占めています。お子さんの発音がおかしい(例:カ行がタ行になってしまう)、言葉の発達が心配、等の相談もお受けしております。お気軽にお問い合わせください。
滑舌が悪い原因には、発音の問題や声の問題、話す速度や流暢さの問題など多数の問題が絡んでいることが多いです。
下記のような症状が思い当たる方は、お気軽に電話にてお問い合わせください。

尚、音声言語クリニックは受付への電話予約のみとさせて頂いております。
WEB予約では受け付けておりません。

必ず窓口受付時間内にクリニックへお電話頂きますようお願いいたします。
℡ 03-5689-4133

【症状】
・発音がおかしい
カ行がタ行になる(例:「きりん」が「ちりん」になる)
キやシなどのイ列の音がおかしい
・同年代のお友達より、言葉がゆっくり
・赤ちゃんことばと思うが、このまま様子をみて良いのか心配
・幼稚園や学校の先生に発音がおかしい又は不明瞭と指摘された
・モゴモゴ話しているとよく言われる
・よく聞き返しをされる
・はっきり話をするように注意される
・声がかすれる、声を出すと疲れる
・声を出しにくい
・食事の時にむせることが増えた

のどのトラブル、声のトラブルの診断と治療方法

声やことばのトラブルの場合には、まず喉頭内視鏡と喉頭ストロボスコープを用いて声帯に病気がないかどうか検査し、場合によっては言語聴覚士による声やことばの評価を行います。そのうえで、必要に応じて、薬による治療、ネブライザーなどの通院治療を行います。
声の使い方に問題がある場合には、言語聴覚士による声のリハビリや適切な声の使い方の指導を行います。手術や特殊な検査が必要な場合には、大学病院などの専門施設へご紹介します。

声のトラブルを起こした方の声帯病変の有無につき喉頭内視鏡、喉頭ストロボ検査、音声検査などを使用し、診断を行います。また、必要に応じて言語聴覚士による病的な声の使用の有無などに関して予約し、適切な声の使い方を指導します。
成人吃音外来:森浩一医師が担当 完全予約制

森浩一医師経歴:東京大学医学部医学科卒、東大病院耳鼻咽喉科勤務。国立障害者リハビリテーションセンターにて、耳鳴外来と成人吃音相談外来を担当。現在、国立障害者リハビリテーションセンター顧問。
資格等: 医学博士、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医、補聴器相談医、日本音声言語医学会音声言語認定医日本吃音・流暢性障害学会理事。
研究業績: https://researchmap.jp/mori-koichi_NRCD/

成人の吃音に熟知し長年その治療に携わってまいりました。
その経験と知識を生かし、認知行動療法を応用した吃音治療を行います。
最初は問診表に記入してから通常の音声言語外来で声帯や発話器官など診察して、吃音検査を受けてください。
その後、吃音相談外来を予約していただきます。吃音相談外来は完全予約制で1回につき15,000円の予約料を前払いで頂戴致します。
吃音相談外来では、吃音治療のため、毎日実施する宿題を出します。
また、問題の相談や考えの切替え方の説明をします。オンライン診療での対応も可能です。その場合は、オンライン診療が可能か確認するため、書類審査と診療前相談(20分6,000円)が必要となります。
オンライン診療による吃音相談外来をご希望の場合には、クリニック受付にお問い合わせください。

音声言語障害の病態や新規診断治療方法に関し、東京大学医学部附属病院、北海道医療大学との共同研究を行っています。